子どもに八つ当たりしたこと無いお母さん、いますか?
子育てをしていると、子どもに八つ当たりというか、きっと言ってもわからないんだろうなということはわかっていても、カッとなってしまうことがあります。
子育て中のお母さんで、「子どもに八つ当たり(またはカッとなったこと)したことがない」という人がいたら、爪の垢煎じて飲ませてほしいです。
っていうぐらい、子育てしていると、イライラしたり子どもにキツく当たってしまうというのはよくある話のはず。
おむつの上からお尻ペーーーン!ペーーーーーン!!とかね。
そして1日の終わりに、こう思うわけです。
子どもに優しくしよう、今日こそはニコニコしたお母さんでいようと思っていたのにできなかった、と。
今日も私はダメな人間だった・・
子どもたちが寝静まった後、自己嫌悪に陥ることはありませんか?
私も、2人目の子供が生まれてすぐの頃、毎日自己嫌悪になっていました。
毎日、自分のことを責めて、泣いて、明日こそは・・!と思うのにできなくて、また自分を責めるを繰り返していました。
いい加減、負のスパイラルから抜け出せば?
ということで、子どもに八つ当たりしては寝顔を見て後悔する・・という負のスパイラルから抜け出す方法を紹介します。
子どもに八つ当たり!負のスパイラルとは
子供を育てていると、言うことを聞かないのは当たり前で、さらに
「今?!今なん?!なんで?!」というタイミングで何かしらをやってくれます。
私が子どもにマックスイライラしたのが、長男3歳・長女生まれたて〜6ヶ月ぐらいの期間でした。
何にイライラしていたのかというと、
- 新生児と一緒に遊んでいるつもりが、硬いブロックで新生児を叩いてしまう
- 新生児を可愛がるつもりが「お腹トントン」が強すぎる
- しかもしつこい
- 「抱っこしてあげる!!」が強引すぎて新生児の首が心配
- いきなり風邪をこじらせて新生児のギリギリで嘔吐(もしくはゲロかかる)
- お母さんいろいろ心配しすぎて疲れる
悪気はないけど、起きてる時間は永遠にいらんことばっかりするので、疲弊し、その都度怒ったりしていましたね。
怒ることもエネルギーを使うので、余計に疲れるという負のスパイラル。
子どもにイライラしてしまう理由
子どもは、お母さんと楽しく過ごしたいだけなんですよね。
でもいらんことをしてしまう。
2歳とか3歳の子どもに悪気があるはずがない!
でも、まだ生まれて2〜3年とかなので経験値がなくて失敗してしまうだけなんです(多分)
お母さんは出産による体力消耗を回復する間もなくワンオペ育児。
疲れているところへ、思い通りにならないことが続くとイライラしてしまうのです。(by私の分析)
もしこんな状況だったら、子どもにイライラしたり、悪気のない子どもに八つ当たりすることもないはず。
- 産後はゆっくり休める
- 乳首切れない
- 授乳ごとに起こされたり、休息を中断されない
- しかし母乳は与えられる(理想の話なので、どうやって、とかはないです)
- 寝たい時に寝て、起きたい時に起きる
- 赤ちゃんが泣いたら、誰かが抱っこしてあやしてくれる
- 誰かが。知らんけど
- お腹が空いたな〜と思ったら美味しい手料理が作られている
- 洗い物とかしなくていい
- しかし家はいつも綺麗に片付いている
- 適度に喋り相手がいる
- しょーもない話で爆笑できる時間が毎日ある
- 妊娠期間に蓄えた脂肪は出産とともに無くなる
- なんなら、産後は何もしなくてもスリムで綺麗になる
- 子どもと短時間だけ遊ぶ
- 子供が不機嫌になったり、漏らしたりしたら誰かがなんとかしてくれる
・・ちょっと、あげればキリがなくなってきました。
逆にいうと、これらのことを全て1人で抱え込んでいるので、子供のちょっとしたことでイライラしたりカッとなって八つ当たりしてしまうんですよ。
だから、ある程度のイライラとかは、子育てにつきもの。
仕方がない。
ある程度、ですよ。暴力を肯定しているわけではないです。
そこは私たち大人なんでね、気持ちコントロールしたいですよね。
3歳ぐらいまでの子供って、言葉がわかるようでわからなかったり、何かと大変です。
言っても仕方のないことで子どもに嫌味を言ったりキレた態度をとってしまうのは、子供への八つ当たりなのでは?と私は思うわけです。
子どもに八つ当たりしてしまう負のスパイラルから抜け出す方法
子どもに八つ当たりしてしまうと、後味が悪くなりますよね。
子どもたちが寝静まった後、可愛い寝顔を見ながら自分を責めるわけです。
「こんなに可愛い子どもなのに、私は今日も怒鳴りつけて、キレた態度を取ってしまった。なんてダメな母親だ」と。
そして一人でポロポロ泣くわけです。
翌朝、子どもたちは「ママ〜!」と笑顔を向けてくれます。
そしてこう思うわけです。
今日こそ、子どもたちに八つ当たりせずに過ごすぞ!と。
しかし子育ては、そんな簡単には進みません。
- 味噌汁をひっくり返す
- せっかく作ったご飯を練って遊び始める
- 母、怒る
- 子、癇癪を起こす、食卓がめちゃくちゃになる
- 落ちてるご飯粒を踏む、取れない
- ありえない場所まで味噌汁の具が飛んでいる
- 新生児、うんこする
- 背中まで漏れる
- おむつ替える
- うん●つきのおむつを、なぜか踏む
そして母、キレます。
「もう、いや!!!!疲れた!」
(以下省略)
そして、
子どもたちが寝静まった後、可愛い寝顔を見ながら自分を責めるわけです。
「こんなに可愛い子どもなのに、私は今日も怒鳴りつけて、キレた態度を取ってしまった。なんてダメな母親だ」と。
そして一人でポロポロ泣くわけです。
もう、ええやん?!
何回すんの?!このくだり!
と、今となっては思えるわけですが、当時は3ヶ月ぐらいこのスパイラルの中で苦しんでいました。
そんな時に出会ったのが、斎藤一人さんのお話に出てくる、悪徳裁判官の話です。
悪徳裁判官とおさらばできれば、子どもに八つ当たりをして自己嫌悪になるという負のスパイラルから抜け出すことができます。
斎藤一人さんのお話に出てくる悪徳裁判官とは?
悪徳裁判官というのは、簡単にいうと自分の心の中に住んでいる奴のことです。
悪徳、という名前からもわかるように、悪い奴です。
悪徳裁判官は、斎藤一人さんが「自分を責めてはいけないよ」ということを伝えるために名前をつけた現象だと思うのですが、私なりの解釈していきますね。
悪徳裁判官は何をするのかというと、トラウマを見せてきます。
- こんな失敗をした
- こんなことを言われて傷ついた
こんな過去の出来事を「嫌なもの」として思い出させるのが悪徳裁判官です。
- だから自分はダメな人間だ
こんな思考にさせるのが悪徳裁判官の目的です。
悪徳裁判官に騙されてはいけない!
悪徳裁判官に騙されてはいけないというのは、過去に嫌な思いをしたとして、それをまた「今」思い出して嫌な思いをする必要はどこにもないということです。
過去に嫌な思いをした、それで終了です。
そのことを今も思い出して、2回も味わう必要はないのです。
過去は過去、今は今!
例えば、
- 子、味噌汁をひっくり返す
- せっかく作ったご飯を練って遊び始める
- 母、怒る
- 子、癇癪を起こす、食卓がめちゃくちゃになる
- 落ちてるご飯粒を踏む、取れない
- ありえない場所まで味噌汁の具が飛んでいる
- 新生児、うんこする
- 背中まで漏れる
- おむつ替える
- うん●つきのおむつを、なぜか踏む
こんなことがあってイライラした、子どもに怒鳴った、
その瞬間に充分、嫌な思いをしているはずです。
怒鳴ることは、まぁ良くはないので、次からは深呼吸するとかして感情のコントロールをできればベターですけど。
この嫌な気持ちを、わざわざ夜中に思い出してメソメソ泣くのは、悪徳裁判官に騙されていますよという話です。
子どもの寝顔、可愛いな、幸せだな、と思って、あなたも眠ってください。
子供って、本当はめちゃくちゃ可愛くて、なんでこんなに幸せなんだろうかと思うぐらいに幸せな存在です。
そこにイライラしたり怒鳴ったり、八つ当たりしてしまうのは、お母さんが疲れてる+悪徳裁判官の仕業です。
子どもに怒鳴ったりキレたりしてる姿って、側から見てると滑稽ですよ。(自戒)
子どもにキレる→自分を責める→自己嫌悪になるというスパイラルに陥っている人は、本当にもういい加減、悪徳裁判官と決別すればいいと思います。
悪徳裁判官と決別する方法
ではここから、悪徳裁判官と決別するための具体的な方法を紹介します。
「私はあの時、もう嫌な目に会いました。今思い出してまでその気持ちを味わうつもりはありません。」
そして、続けます。
- 幸せだ
- 嬉しい
- ありがとう
うんこ踏んで何が嬉しいねん何がありがとうやねんと思いたい気持ちもわかりますが、負のスパイラルから抜け出すためには、まずそう言ってみるのです。
だって、
- 子供が生まれて幸せなはずです
- 子供がいて嬉しいはずです
- 子供を授けてくれてありがとうなはずです
小さなイラつきポイントはとりあえず横に置いておいて、あるべき姿(=自分は幸せであるということ)にフォーカスしてみてください。
子どもがいて、ママ〜!と求めてくれて、本当は幸せなはずです。
夜中にメソメソ泣くのはやめましょう。
不毛です。
エネルギーの無駄遣い。(←過去の私へ)
最後に念押しさせていただきますが、子どもに八つ当たりとか暴力とかを完全肯定はしていません。