リフォーム中の仮住まいで苦労したことと良かったこと

家をリフォームしていて、約2ヶ月、仮住まいに住んでいます。
こんな大掛かりなリフォームは人生で二度と経験することはないと思うし、
思い出としてブログに残しておこうと思います。

リフォーム中の仮住まいはUR団地

リフォーム中の仮住まいについてのスペックは以下のとおりです。

  • 同市内
  • 築60年のUR賃貸(団地)
  • 階段なし4階
  • 40平方メートルの3LDK(洗濯機置き場なし)
  • 家賃55000円ぐらい
  • 小中学校の校区外

もう少し便利なところ(学校に徒歩で通えるとか、広いとか)も検討したのですが、短期間(引越しから工事完了予定まで45日)で50万円近く出費に差があったので、このスペックの仮住まいになりました。

なりましたというか、たった2ヶ月半で約50万円違うと思ったら、もったいないと思う気持ちがあったので、このスペックの仮住まいにしました。

リフォーム中の仮住まいで困ったこと

リフォーム中の仮住まいで困ったことは、そりゃもういっぱいありました。

  • 元住居がプロパン→仮住まいが都市ガスなので持ってきたコンロ使えない
  • 仮住まいのために安いコンロ買ったら安全装置ついてなくて危険なのでガス使えない
  • 3LDKなのにエアコンのコンセント1つしかない(真夏)
  • 緑豊かな団地なので虫すごい
  • 小学校に通う子どもたちを毎日車で送迎
  • 子どもたちの帰宅時間がバラバラなので仕事の調整
  • ドラム式の洗濯機を置くスペースがないためコインランドリー生活
  • 毎日大量の洗濯物(5人家族)を運ぶため同時に食材を運べない
  • 駐車場から仮住まいの入り口まで約100m歩く
  • そもそも近くにスーパーがない
  • 玄関先に宅配野菜を置ける感じではない
  • 近くに家族で外食できる店もない
  • 階段で4階の毎日
  • 狭い
  • 天井低くて186センチ100キロの夫は至る所で頭打

リフォーム中の仮住まいで良かったこと

リフォーム中の仮住まいはこんな感じでストレスマックスでしたが、良いこともありました。

  • 狭いので家族仲良くするしかない
  • 狭いので「出したら戻す」をほぼ全員が頑張れた
  • ガスをほとんど使わず生活するために工夫できた
  • スーパーでの買い物に無駄がなくなった
  • 夫婦の破綻を免れた

仮住まいは3LDKなのですが40平方メートルしかありません。
結婚して初めて住んだアパートでさえ70平方メートルぐらいあったような。
今は5人家族なので40平方メートル(風呂トイレ込み)で暮らすのは至難の業でした。
正確には4人暮らしですが。
夫だけ別アパートで寝泊まりしていました。
まず天井が低くて186センチの夫が頭打ちまくるという理由と、40平方メートルしかないのに3LDKに区切られているため、本当に狭くて5人人分の布団を敷くことは不可能だという理由からです。あとエアコンが1台しか設置できないので命を守れるスペースが余計に狭い。
今まで、職場も一緒、家でも一緒で私のほうが息ぐるしく感じてしまって夫の嫌なところに目が行くようになっていたんですが。
けど今回のリフォーム中の仮住まいが狭かったおかげで夫と別の場所で生活することができて、適度な距離を保つことができました。

今までは咀嚼音が気になってしまうぐらい、嫌になっていました。
でもしばらく別の場所に住んでみたら、まぁ少しは咀嚼音は気になるんでるが(疲れてくると特に)
「まぁいいか」と許せることも増えました。

あと、以前の暮らしに比べると、兄弟喧嘩が激減しました。
仮住まいに来て3日ぐらいで、兄弟全員がそれぞれに喧嘩しないように気をつけているような空気になりました。
こんな狭いところで喧嘩してたら、もう一緒には暮らせないですよね‥これはこの狭さで中学生男子も含めた4人で住んでみないとわからないことでした。
喧嘩ゼロというわけではないけど、大暴れできる環境じゃないというのを中学生男子が理解した感じです。
小学1年男子(若干の発達)も、仮住まいは横にも下にも上にも他人が住んでいて、大声出したり走ったりはダメというのを何週間かかけて理解して、頑張ってる感じです。
小4女子(優秀)は以前から空気読んで頑張ってました。

また、以前の暮らしでは家族全員が「出しっぱなし」でしたが、仮住まいに来ても「出しっぱなし」にしてると3日目ぐらいには足の踏み場がなくなりました。
カテゴリーごとに片付ける場所を指定して、つど片付けるように子どもたちを教育しました。
出しっぱなしにしてたら、狭いからすぐごちゃごちゃになって生活できなくなるということを毎回説明しました。
この指導は夫に毎回やると険悪になってしまったでしょうし、別居でよかったです。
小学生の子どもたちには「出したら元の場所に片付ける」というルールが浸透してきたので、リフォームが終わっても続行してもらいます。長男(中学生)はなかなか片付けませんが、まぁなんとかやっていけそうです。

あと、ガスコンロを急に買い替えないといけなくなって。リフォーム後は新しいシステムキッチンがあるから今買うコンロは無駄になるじゃないですか。だから一番安いやつにしました。当然、一口コンロです。なので、5人分の料理をするのは無理すぎます。1回に1品しかできませんので。
最初は、「リフォーム終わるまで外食しよう」と思って毎日外食またはテイクアウトしてたんですが、約1ヶ月ぐらいしたら胃腸を壊しました。
健康のためにも自炊は必須ということがわかったので、できるだけガスを使わない工夫をすることになりました。

  • 電気圧力鍋を使う
  • 蒸し器を買う
  • レンジ調理器を買う
  • 電気ケトル買う

電気圧力鍋は元々持ってたんですが、煮物しかできませんし真夏の仮住まいだったので使う予定ないだろうと、元の家にしまい込んでいました。でも健康のために必要とわかって、リフォーム中の家に行って取ってきました!
けどやっぱり煮物しかできないんですよね‥冬だったらいいかもしれませんが、真夏なんでね‥1週間連続で煮物にしたら、家族はまぁ我慢して食べてましたが、作った本人(私)が食べる気失せてしまって、2キロほど痩せました。
痩せたのは嬉しいとしても、食べる楽しみがないというのもストレスなので、ちょうどインフルエンサーが推してた蒸し器を買いました。
蒸し野菜にちょっとタレつけて食べたらめっちゃ美味しくて、家族も喜んでくれて、蒸し器に出会えたのは仮住まいのおかげですね。
さらにお中元とかで大量の素麺をいただいたんですが、素麺は茹でるもの。ガス使いたくないから、素麺どうしよ‥と思ってたところにレンジで調理できるものを見つけたので即買いでした。
帰宅して、さぁ素麺つくろ!と思ったら「まず沸騰したお湯を入れる」って買いてて、落胆しました。
それで電気ケトルも買うことになりました。以前の暮らしでは毎朝、ガスでお湯を沸かして白湯を飲んでたんですよ。けど電気ケトル買ってみたらめちゃくちゃ便利ですね!感動しました。なんで今まで買わなかったんやろう。
それで素麺も手軽に出すことができるようになって、食事のバリエーションが増えました。
電気鍋はさておき、蒸し器とレンジ調理器と電気ケトルのおかげで、自炊もそこまで苦じゃなくなりました。
蒸し野菜してる間に、フライパンで1品だけ作る、とかでまぁまぁ良い食卓になってるので、満足です。ハッピー。

あと、大量の洗濯物を毎日100m離れた駐車場から4階までの階段を上がって運ばないといけないという都合上、スーパーで買い物する分量が激減しました。
洗濯カゴで両手が塞がってしまうので、スーパーで買った食材は指に引っかけるしか運ぶ方法がないので、あんまり大量には買い物できないのです。
荷物が重いのが無理すぎて、最低限必要な食材をしっかり考えて買い物するようになったので、食材を買いすぎて無駄にすることがゼロになりました。
エコ推奨の身としては、良かったです。
以前の暮らしでは、買いすぎてしまって食材を無駄にしてしまうこともあったので。

仮住まいをしてみて苦労もありますが、よかったこともありました。
仮住まいをしなければ経験できなかったこと、気づかなかったことがありました。
工夫しながら生活できるようになって人としてレベルアップしたのも良かったですが、一番良かったのは、夫婦の破綻が遠のいたことです。
以前の暮らしでは、家でも一緒、仕事でも一緒、という距離感を息苦しく感じていたので、とりあえず「家でも一緒」という時間を減らせて良かったです。晩ご飯は一緒に食べてるので、家でも一緒の時間もあるにはあるんですが、少し距離を取れたことで「嫌なところに目を向けすぎていたな…」とか、「見猿聞か猿言わ猿でいこう」とか、私的に改善点を見つけることもできたので良かったです。リフォームが終わったらまた5人で暮らすことになりますが、夫と程よい距離で暮らせると予想しています。

リフォーム中の仮住まいは苦労?

リフォーム中の仮住まい生活、まぁまぁ不便です。
でも、お金をケチケチしない(便利家電を買うとか、外食するとか、エステ行くとか)ことで乗り切れました。
私はかなり恵まれてる環境だとは自負していますが、恵まれた環境に感謝する良い機会にもなりました。

残りの仮住まい生活と、リフォーム後の新しいお家で、家族仲良く、平和に暮らしていけそうです。