自営業の妻はタダ働きが当たり前なのでしょうか。
旦那さんが同じく自営業をしているところのママ友に聞いても「タダ働きが当たり前」と言われるし、旦那のお母さんに聞いても「当たり前」と言われるし、自分の親に聞いても「・・・まぁ、できる範囲で手伝ってあげたら?」と言われるし、やはり自営業の妻はタダ働きするしか道はないのか。
私たち夫婦はサラリーマンでした。
お互いの仕事を手伝うという概念を持ち合わせないまま結婚、出産。
なんと二人目を妊娠中に、旦那が勝手に脱サラし、自営業になりました。
しばらく旦那は1人で頑張ってたけども、産後少しすると妻である私は自営業を無給で手伝うことになり、自分の価値について疑問を覚え始めました。
自営業の妻はタダ働きでここまでやる
自営業の妻って、仕事が多岐に渡るんですよね。
誰からも評価されない仕事。
タダ働きなのに誰も褒めてくれないし、誰もありがとうって言ってくれないんですよね。
もしこれがボランティアだったら「ボランティアでここまでしてくれてありがとうございます!!(涙)」ってなるはずです。
無給なのに「ありがとう」すらも言われない妻の存在って・・。
自営業の妻はタダ働きでボランティアで感謝さえされませんが、妻の皆さんにはせめて「あなたには価値があるよ」ってわかってもらいたいです。
自営業の妻がタダ働きでやっている仕事を言葉にして書き出してみたいと思います。
家事はタダ働き
自営業の妻にとって、家事はタダ働きです。
自営業の妻にとってというか、全ての妻にとって家事はタダ働きの可能性が高いですね。
「いつも働いてくれてありがとう」「いつも家事がんばってくれてありがとう」
こんなふうに言い合える夫婦だったら素敵だなって思います。
自営業の場合、どこまでが仕事でどこからがプライベートなのかが明確でない人も多いので、「家事ありがとう」という言葉がなかなか出てきません。
義理家族との付き合いタダ働き
自営業の妻にとって、義理家族との付き合いもタダ働きです。
自営業って、なぜか義理の親と近くに住んでません?
何なら同居パターンの自営業もありますよね。
義理の家族が自営業に絡んでくると、どこまでが仕事でどこからがプライベートなのか、ますます境目がわからなくなります。
義理の家族との時間も、自営業の一貫だったりします。
旦那は元々の家族なのでただ気楽に一緒にいるだけですが、妻の立場で仕事も義理の親が出てきたりすると・・ストレスの溜まる仕事となります。
自営業の手伝いタダ働き
自営業の手伝いも、当然の如くタダ働きです。
自営業の手伝いといえば、妻は経理を担当するというパターンが多いようです。
自営業で他人を雇っていたとしても、お金の管理は赤の他人には任せられないので妻に経理を任せるというパターンです。
妻も元来は赤の他人ですが、一応結婚してるし契約上は何かしらの結びつきがあるから安心して任せるんでしょうね。
お金の管理というのは大変です。
会社の経理部のように大体の収支が決まっていればいいのですが、自営業の場合は、支払いは毎月あるのに収入が不安定なことも多く、経理を任される妻の精神的な負担は相当大きいです。
外での旦那のヨイショもタダ働き
旦那さんが自営業をしている場合、地域での顔が広くなっていくことがあります。
「あ、〇〇さんの奥さん!」といきなり言われて、
「いつもお世話になっております。」と愛想よく対応するのも自営業の妻の仕事です。
自営業で入ってきたお金を見えるところに使ってしまう旦那さんの場合は、「儲かってるよね〜!」みたいなことを言われてしまうことも。
「儲かってるよね〜!」と言われても、「おかげさまで^^ありがとうございます^^」と謙虚に対応しなければいけない妻。
自営業の儲けを使うのは旦那で、妻はタダ働きなので関係ありません。
そこで「は?一切儲かってませんけど?うちの自営の内情、何か知ってるんですか?」
なんて言ってしまうと、自営業の旦那さんの顔を潰してしまうことにもなるので、妻は黙ってニッコリです。
そんな外での(広義な)ヨイショも、タダ働きの一貫です。
自営業にタダ働きしてくれる妻は当たり前の存在なのか
自営業の妻は、こんなにたくさんのことをタダ働きしてくれるのに、わかる形で評価されないのが辛いですよね。
旦那さんは自営業のオーナーとして、お金や人脈といった目に見える形で評価されていきます。
自営業では旦那ばかりが評価されて、タダ働きの妻は影の存在です。
タダ働きなのは、お金を払う価値がないから(?)という謎の意見もあります。
自営業の妻はタダ働きが当たり前なのか?については2つの意見に分かれます。
- 妻なんだから無給は当たり前
- タダ働きさせるなんて甲斐性なしもいいところ
それぞれの意見について見てみましょう。
自営業の妻は無給が当たり前派
- 旦那さんが自営業を始めると、妻が手伝うのは当たり前。
- 家族なんだから。
- 他の人を雇ったらお金が出ていく。
- 妻に自営業を手伝わせたら、お金が出ていかない。
- 短時間だけでいいから手伝ってほしい
- 短時間だけだと、雇うにしても来てもらえない
自営業の妻を無給で当たり前のように手伝わせる派にも、無給にせざるを得ない状況があるようです。
例えば、自営業の業務についてほとんどのことは旦那さん1人でできるけど、たまに誰かに短時間だけ手伝ってほしい時があるとします。
手伝ってほしいというよりも、手伝ってくれないと自営業が回らない状況です。
そんな時に、1時間だけ、とか2時間だけ、という短時間ではアルバイトを雇うこともできません。
時給で働く人は、まとまった時間を働きたい人が多いからです。
「今から手伝って!」と急に言われても、時給の発生する人は誰も手伝ってくれません。
妻に手伝ってもらうしかないのです。
妻に給料も払えない自営業なんて甲斐性なしすぎ乙
- 妻であっても働かせる限りは給料払うべき
- 働いた分を支払えないなのは自営業として甲斐性なさすぎ
- 何十万円も払えとか思ってない
- 1000円でいいから払え
- せめて感謝しろ
例え妻であっても、自営業を手伝ってもらったら給料は支払うべきです。
会社員のように、20万円の給料を保証しろとかはどの妻も思ってないはず。
自営業で成功してお金持ちになれば、払ってほしいですけどね。
家族である以上、甲斐性なしの自営業からいっぱしの給料なんて望んでいません。
せめて1回1000円でいいから、タダ働きさせているわけじゃないというのを証明してほしいだけなんです。
むしろ、心から感謝してくれたら、無給でも頑張れるのかな・・そこは未知の世界なのでわかりません。
自営でタダ働きのここがイヤ
自営業の旦那にタダ働きを強いられることの、何が嫌なのかをまとめてみました。
- 旦那からの依頼は「今すぐ」
- 妻からのお願いは「また」で永遠に放置
- 子育ての相談は「(妻)ちゃんに任せてるから」「俺わからんから」で関わろうとしない
- 義理家族のトラブルは「俺関係ないから」
- 支払いが滞ること多々
- 督促が来る
- 自営業を手伝うのは当たり前と思われている
- サラリーマンだったら仕事手伝うとかないのに
- 休日は当たり前のように休む
- 妻に休みはない
- 労働基準法に照らし合わせると違法
- 旦那から生活費をもらっている以上は強く出られない
旦那が好きで自営業になったのに、仕事の手伝いをさせられること。
仕事としての対価があればいいけど、弱小自営業は家族には無給であること。
妻が選んだ仕事じゃないのに、やらされる感と
給料ももらえずに何故こんなにもしんどい目に合わされるのか感。
旦那の自営業を心から応援できないことで、多くの矛盾を抱えることになります。
自営業でタダ働きから逃れる方法
いっそのこと旦那の自営業なんて赤字ばっかりで潰れて廃業してしまえばいいのに!!
何度そう願ったかわかりません。
しかしギリギリのところで成り立っている自営業・・
しぶとい自営業・・
旦那の廃業を願ってみても叶わないし、無収入になってしまうのも恐怖すぎるので、自営業のタダ働きから逃れる方法を考えることにしました。
自営業の無給妻から脱却する方法は2択。
- 自営業の妻を辞める
- 自営業の妻をしながら収入を得る
自営業のタダ働きから逃れる方法は、自営業の旦那を捨てて、妻であることを辞めるか、
今の生活を続けながら、自分でも収入を得るか。
自営業の旦那を捨てて妻であることをやめる、つまり離婚です。
自営業で生計を立てようとしている旦那を捨てて、母子家庭になることも1つの方法です。
自営業の旦那と別れれば、タダ働きさせられることもありません。
でも自営業でタダ働きさせられることに心底嫌気がさしているだけで、旦那単体ではいいやつなんですよね・・(たぶん)
人として嫌いまでもいかないのに離婚してしまうのは、本当に最後の砦な気がします。
私の旦那は、少なくとも生活費はくれます。
普通にギリギリ生活できるぐらいの生活費ですが、妻をやめてしまうと生活費すら確保が難しくなるので離婚はもう少し待とうと思いました。
考えに考えた私が選んだのは、自営業でタダ働きをしながら他で収入を得ることでした。
収入を夫に頼りきらないために
収入の全てを旦那任せにしているから、欲しいものも我慢しなくては生活できないし、苦しい生活なわけで。
自営業の旦那の収入に頼らなくてもよくなったら、タダ働きしなくても「お金のことは心配いらないから、人、雇って?」と言えるわけです。
自営業でタダ働きをしないという宣言が、明るく言えるわけです。
旦那さんがタダ働きをして欲しいのって、お金を少しでも浮かせたいからというのもあるんですよね。
だから、私は旦那の収入に100%の依存をしないためにも収入を得ることにしました。
外で働くというのは、確定申告が面倒なことになるからやめてほしいと旦那から言われているのでアルバイトをするのは不可能です。
そこで私が収入を得るためにやったことは、ブログです。
ブログといっても私の日常なんて誰も知りたくはないし、日記を書いたところで1円の収入にもなりません。
アフィリエイトを使ってブログを収益化しました。
旦那の収入に頼りきらずに、まずは自分のお小遣いをブログで生み出しました。
アルバイトで稼ぐ方がよっぽど時短だと思いますが、外には働きに行けない事情があるので、私にはブログしかありませんでした。
月1万円、月4万円、月7万円・・
人によって嬉しいお小遣いの金額は違うと思いますが、生活費を旦那から確保した上で月に7万円のお小遣いがあればかなり裕福な生活ができます。
良い食材を選んで家族に提供することもできるし、子どもが「ほしい!」と言った(ちょっと無駄に思えるキャラクターの)学用品を気分良く買ってあげることもできます。
子どもが「やりたい!」と言った習い事をすんなりOKすることもできます。
セレブみたいな生活はできませんが、夫に頼らない収入があることで、私は子どもたちと幸せな生活を送ることができるようになりました。
ブログ収益化までの道のりなどはまた別の記事で紹介します。