Google広告を出しているサイトのドメインを引っ越したい!という人のために、ドメインが変わってしまう時にやるべきことを紹介します。

Google広告は、サイトを見てもらうために出稿しますよね。
サイトのURLが変わるときには、もちろんGoogle広告でも色々設定をし直す必要があります。

Google広告を出しているサイトのドメインを引っ越したいけど、どんな手順でドメインを引っ越しすればいいの?という人のお役に立てれば幸いです。

Google広告にはルールがある

Google広告はお金を出せばなんでも広告を出せるというわけではありません。

Google広告にはいくつもルールがあり、ルールに沿ったサイトしか広告を出すことができません。

Google広告のルールに違反していると、広告が「不承認」となり、広告を掲載することができないのです。

ドメインの引っ越しでサイトのURLが変更になるときに気をつけるべきGoogle広告のルールを紹介します。

不承認理由1:リダイレクトしているサイトを広告に出すのは無理

Google広告にはリダイレクト元となっているサイトを出稿することができません。

ドメインの引っ越しで旧サイト→新サイトへリダイレクトをかけることになりますが、旧サイトにリダイレクトをかけた状態では広告が出せません。

不承認理由2:One広告グループOneドメイン

Google広告では、1つの広告グループにつき1つのドメインしか掲載することができません。

1つの広告グループ内に、新旧のサイトが混同していると掲載不可になります。

リダイレクトの前にやること

ドメインの引っ越しで、リダレクトをかけますが、リダイレクトしてしまうと広告が「非承認」となります。

広告が非承認となったときに、広告の評価に悪影響があるのか?はわかりません。(実験する勇気がない)

でも広告が不承認になると、いい気分はしませんよね。

今までの広告を一時停止

広告のURLがリダイレクトされるのはGoogle広告のルールに反しているため、リダイレクトをするまえに広告グループを一時停止にしておきましょう。

リダイレクト後にやること

リダイレクトの作業をして、新しいドメインでサイトの動作確認が取れたら、Google広告の設定をしていきます。

旧・広告グループは一時停止のままです。

ドメインの引っ越しでリダイレクト後に行うのは、新しいドメインのURLを広告文に貼ることです。

2つのパターンが考えられるので詳しく紹介します。

今までの広告を全て新ドメインのURLに貼り替える

旧・広告グループ(一時停止のまま)の広告文を1つ1つ編集し、新ドメインのURLに貼り替えます。

「広告と広告表示オプション」のページで、表示項目に「最終ページURL」を追加すれば、どの広告文がまだ貼り替えられてないかを簡単にチェックできます。

旧・広告グループ(一時停止のまま)を使って1つずつ新しいURLに貼り替えていく作業でも問題ないとGoogle広告コンサルタントに確認済みです。

広告グループ内にある全ての広告文の最終ページURLを新しいドメインへ変更したら、広告グループを「有効」にします。

だいたいすぐに承認されていきますが、「広告の不承認」というメールが来ることもあります。

広告のステータス:不承認

広告の問題:広告グループ1つにつき1つのウェブサイト

こういった内容のメールがきて私もびっくりしたのですが、時間がたつと承認されていきました。

新しい広告グループを作る

もう1つの方法としては、新しい広告グループを作ることです。

キーワードや広告文もそのままコピーして貼り付けることができます。

新しいドメインのURL用に新しい広告グループを作る手順を紹介します。

  1. 新しい広告グループを作る、保存
  2. 旧・広告グループのキーワードを全てコピー
  3. 新・広告グループのキーワードページで「詳細」>「貼り付け」
  4. 旧・広告グループの広告文を全てコピー
  5. 新・広告グループの広告ページで「詳細」>「貼り付け」
  6. 新・広告グループの広告文を全て編集し、最終ページURLを新しいものに貼り替える

広告を出しているサイトのお引越しは慎重に・・

Google広告にサイトを出稿するときは、最高の状態でサイトを公開できればベストです。
でも、まぁ現実は100%理想通りにはいかないですよね。

サイトのドメインも変更しないほうが面倒な作業をしなくて済みます。

でも何らかの理由でドメインを引っ越しせねばならないこともあります。

ドメインを変更するという場合には、Google広告の配信が一時的に止まってしまう可能性もあるので、集客の繁忙期は避けて計画的に行いましょう。