自営業の妻です。
旦那の自営業、手伝っていますか?
私は旦那の自営業を手伝いたくなくて、でも手伝わないといけないような葛藤の中で生きていました。
自営業は旦那の仕事。
手伝う義務はない・・?けど、一筋縄でいかないのが、自営業ですよね。
旦那さんの自営業を手伝いたくない人の気休めになれば嬉しいです。
自営業の妻だけど手伝いたくない
旦那さんが自営業をしていると、妻は手伝って当たり前みたいな風潮がありますよね。
でも自営業の手伝いって、報われないんですよ。
めっちゃ儲かっている自営業なら、それ相応の生活費とかもらって手伝うのも当たり前かもしれません。
職業が自営業というだけで、仕事自体は旦那の仕事じゃないですか。
手伝いたくないですよね。
サラリーマンだったら仕事手伝うとかの観念は無いわけで。
一緒に始めた自営業なら、一緒に頑張ろうって感じかもしれませんが、旦那が始めた自営業で妻が手伝うとしても旦那の指示通りに手伝うだけ。
やっぱりどう考えても手伝いたくない。
自営業の旦那に「どうして手伝いたくないの」と聞かれても、手伝いたくないモンは手伝いたくないんです。
旦那に「どうして手伝いたくないのか」聞かれたときにうまく答えられなかったので、今日は改めて言語化してみますね。
無給なので手伝いたくない
どうして旦那の自営業を手伝いたくないのか。
無給だからです。
同じ時間、アルバイトでもできれば時給800円だって(最低賃金下回ってますが)1ヶ月分にすればそこそこの小遣いぐらいにはなります。
そこそこの小遣いぐらいの給料も払ってくれないんですよ。
だから手伝いたくないんです。
手伝うの当たり前だったら手伝いたくない
どうして旦那の自営業を手伝いたくないのか。
旦那が「手伝って当たり前」オーラを出してくるからです。
手伝ってくれてありがたいんですよね。
じゃあ有難い感じで迎えてください。
当たり前のように手伝いだけ指示されても、こっちも人間なので。
手伝いたくない気持ちに、旦那がさせているんです。
選んだ仕事じゃないから手伝いたくない
自営業の手伝いって、妻が選んだ仕事じゃないですよね。
仕事はしますよ、でもこちらにも選ぶ権利があります。
ものすごく苦手とすることを手伝いとして押し付けられても。
自営業の手伝いをさせるために電話をかけてきますよね。
着信音が鳴るたびに動悸がするほど嫌です。
旦那が始めた自営業は、旦那の得意分野なのでしょう。
自営業の業務の中には不得意とする業務もありますよね。
自分が嫌な仕事を妻に手伝わせて、誰が喜んで手伝うんですか。
家事育児は妻なのに仕事は折半だから手伝いたくない
どうして旦那の自営業を手伝いたくないのか。
家事育児は妻任せで旦那は仕事しかしないくせに、その仕事さえも手伝わせるんかいと思うからです。
家事育児を妻に任せて、特に育児のことで困ったことがあっても「俺わからんから、妻ちゃんに任せるよ」と逃げるんですよね。
「俺は仕事に集中したいから、子どものことは妻ちゃんに任せるよ」と言って仕事に逃げるんですよね。
仕事のことを持ち出されると妻としても反論しにくいし、じゃあ子どもの問題は私が解決するしかないと抱え込むじゃないですか。
子どもが大きくなると子ども同士の人間関係とかでも悩んで辛いこともあるじゃないですか。
妻が育児で困っていても、子育ては一緒に悩んでくれないんですよね。
じゃあ自営業で困っても手伝いたくないです。
となります。
自営業を妻が手伝うと喧嘩になる
旦那の自営業を手伝うのが嫌になる理由って、妻が手伝うと夫婦喧嘩が起こるんですよね。
旦那は「俺の自営業だ」と思っているし、実際に旦那の自営業です。
でも、毎日毎日手伝いを頼まれて、無給で、となってくると自営業のやり方で気になることが出てくるじゃないですか。
ここはこうした方が良いのでは?とか自営業の核となる部分に口出ししたくなるじゃないですか。
で、妻が口出しするじゃないですか。
そして夫婦喧嘩が勃発する。
旦那の自営業なんですよ。
だから、旦那としては自分の指示通りにやってくれれば良いだけなんですが、妻はアルバイトじゃない。
だから口出しもされる。
口出しされたくなかったら、手伝いもさせなければいいのでは?と無限の喧嘩ループに陥ります。
自営業の手伝いを辞める方法
旦那の自営業の手伝いって、ボスが旦那だからこそ嫌なことも多くて辞めたい人も多いと思います。
旦那の自営業によって多額の生活費をもらっている人は、それが給料と思って手伝っても良いとは思いますが・・
どんなに少ない生活費でも、それが給料じゃと言われればおっしゃる通りなんですが。
どんな環境であれ、自営業の手伝いを辞めたい人のために、旦那の自営業の手伝いを辞める方法を2つ挙げておきます。
2つしかないんかい、と自分でも思いましたが、私が自営業の手伝いを辞めたい気持ちが最高潮だったときに思いついたのが2つだったのでご容赦ください。
手伝いを辞める方法1・完全に外勤する
旦那の自営業の手伝いを辞める方法としては、完全に外勤してしまうことです。
旦那の自営業とは関係なく、企業にお勤めをする方法です。
企業にお勤めをすると、朝早くから夜遅くまで時間の拘束があるでしょうし、旦那から自営業の手伝いを頼まれても、物理的に手伝うことができません。
正当な方法で自営業の手伝いを断ることができます。
ただし、完全に外勤するという方法は、子どもが居る場合に預け先の確保や、子どもが風邪などの時にどうするかという話し合いが不可欠になります。
うちの自営業の場合
ちなみにうちの場合は、子どもが風邪などで保育園に登園できない時は「俺は絶対に仕事休むの無理やで」の一点張りでした。
私の実家は遠く、近くに義母さんが住んでいましたが義母さんはお勤めされているので子守は頼めず、外勤するとしたら私が休むしかないという環境でした。
保育園の関係でアルバイトしか無理な状況でしたが、アルバイトが終わるとすぐに旦那から手伝いコールが来て呼び出される毎日で、私自身が体調を崩してしまってアルバイトも辞める形になりました。
手伝いを辞める方法2・とりあえず家出する
旦那の自営業の手伝いを辞める方法として、家出してみるという方法もあります。
家出してみると、物理的に手伝いをするのが無理になります。
旦那から手伝いコールが来ても無視、メールも無視、とにかくどこかに身を潜めて自宅には帰らないという強硬手段です。
ただし子どもが居る場合は身を潜める場所探しにも苦労しそうです。
子どもが1人とかなら何泊かホテルに泊まるとか、思い切って実家に帰るとかの方法もありますが、子どもが小学生以上の場合は義務教育ですから、登校させないわけにもいきません。
うちの自営業の場合
どうしても旦那の自営業を手伝いたくなくて、どうにか逃れたくて実家に逃げたこともあります。
旦那からの鬼電→無視
旦那からの「困ります」メール→無視
でも実父に言われました。
「(旦那)君も、好きで手伝いを頼んでるわけではないだろう。困っているのだから、手伝ってやったらどうや」と。
私のことを大好きであろう実父に言われると、ちょっと納得してしまって自宅に帰ることにしました。
旦那に「なんで帰ってくる気になったん?」と聞かれたので、実父に言われたことを伝えると・・
「そやろ??」
とドヤ顔で言われました。
自営業の手伝いを辞めるとどうなる?
辞めたくて辞めたくて仕方がない旦那の自営業ですが、妻が手伝いを辞めるとどうなるのかを考えてみました。
妻が自営業の手伝いを辞めるメリット
妻が自営業の手伝いを辞めると、どんな良いことがあるのか。
- 妻の精神的負担が減る
- 妻の体力的負担が減る
- 子どもと過ごす時間が増える
子どもと過ごす時間が増えることに関しては、子育てが好きとか嫌いとかにもよると思います。
私自身、あまり子育てに向いているとは思えないのですが、それでも自営業の手伝いが忙しかった時は朝早くに子どもとバイバイして夜遅くに半分寝かかった子どもを引き取り、苦労して寝室に運ぶだけの生活をしていたので、「子どもとゆっくり過ごしたい・・」と泣けてきました。
妻が自営業の手伝いを辞めるデメリット
妻が自営業の手伝いを辞めるとどんな悪いことがあるのか。
- 旦那の自営業が人手不足で困る
- 旦那の自営業が業績悪化する(かも)
- 「こんなに困っているのに手伝わないのか」と夫婦険悪になる
- 収入が減って家計が圧迫される
- 家計が圧迫されると税金や年金が払えなくなる
妻が自営業の手伝いを辞めてしまうと旦那が困るだけでなく、家に入ってくるお金が減るというデメリットもあります。
妻が旦那の手伝いをしないことで収入が減るというのは、絶対に減るということではありません。
うちの自営業では人手が足りなくなると顧客満足度が下がってしまうので、結果的に収入を減らしてしまうということになりました。
妻である私が旦那と一緒に頑張れば顧客満足度をあげることができて、世帯収入を増やせたかもしれません。
でも、世帯収入が増えても妻の手元に直接入ってくるわけではないので、信用もできないし、手伝う気持ちになれなかったんですけどね。
自営業の旦那に言いたいこと
旦那の自営業を手伝いたくないけど、手伝わないといけないという葛藤に苦しんでいます。
私は苦しみました。
私が気分良く手伝ってあげればうまくいく(かもしれない)けど、気分良く手伝えない状況があるんです。
自営業の旦那からは「どうして手伝ってくれないんだ」「困っている時ぐらい助けてくれよ」と言われますが、私が妻として困っているときに助けてくれたことあるんですかね。
とか思ったりして。
自営業の旦那から頼まれることは「今すぐ」しなくてはいけなくて、妻である私からお願いすることは「うん、また」と言って永遠に放置されるんですよ。
そういう小さな積み重ねが、自営業を手伝いたくない気持ちにさせるし、自営業の手伝いなんて辞めたいと思わせるんです。
自営業の手伝いを辞めるために私がやったこと
旦那の自営業を手伝うのが嫌すぎて泣けてくるレベルの日々を過ごしていましたが、泣いていても何も解決しないし、めちゃくちゃ不機嫌に手伝いをしていました。
キレた態度をとりながら手伝いをしていました。
でもある時ふと思いました。
こんなキレた態度取られてまで、手伝ってほしくないよな?と。
旦那としても本当は手伝ってほしくないけど、手伝いを頼まざるを得ない状況があるんだよな?と。
世の中の自営業の旦那さんって、奥さんにキレられながら手伝わせてでも自分だけ儲かったらいいや、とかは思っていないはずです。
手伝いを頼まざるを得ない状況にあるだけなんです。
手伝いを頼む方も、大変だな、と苦節5年、初めて思った日があったのです。
もっと早く気づけよって感じですが。
そのことに気付いてからは、旦那の手伝いには嫌な顔せずに応じることにしました。
そして、やはり無給に変わりはないのでお小遣いぐらいは自分で稼ごうと心に決めたのでした。
今も旦那の自営業を少しは手伝っていますが、私自身が稼げるようになったため、無給とかは気にならなくなりましたし、自分が苦手とする仕事は別の人にお願いできるようになりました。
得意なことで手伝うんだったら、好きで結婚した人ですし、手伝ってあげたいですし。
私が外勤しなくてもお金を稼げるようになった方法はパワートラベラー実践会の紹介記事にまとめています。(現在はパワートラベラーさん募集停止してます)