自営業をしているというと、世間からは「お金がある」と見られがちじゃないですか?
かなり質素な生活をしていても、ちょっとスーツを買い替えたり、ちょっとセールで服を買い替えたりするだけで「お金がある」と見られがちです。
自営業というのは、良いように言うと、社長さんですよね。
職業が自営業というだけで、何かしら「お金がある」とみられがちですが、お金がない自営業の人もいるんですよね。
はい、うちです。
旦那さんが自営業をしているけどお金がなくて、お金の話になったら自然と涙が出てくるという人の励みになればと思い、お金がない自営業の妻目線で記事を書かせてもらいます。
この記事を読むと、「うん、なんとか生きられそう」と元気が出てくるかもしれません。
お金がない自営業の旦那
旦那さんが自営業をしていてお金がないと、家計が大変ですよね。
会社員であれば、どんなに安月給でも出勤すれば給料がもらえるのに、自営業は出勤するだけでは給料をもらえません。
仕事がないと、収入がないのが自営業です。
自営業は仕事があることを前提に思われるかもしれませんが、仕事がないのが前提です。
親の代から自営業で、先代からのお客さんを引き継いでいるパターンもあります。
旦那さんが1代目で始めた自営業の場合は、お客さんの開拓からスタートです。
脱サラして自営業になった場合には、税金や年金などの支払いも自分でしなければならないので、お金がない状態になりがち。
会社員だった頃には社会保険料は労使折半と言って、半分は会社が負担してくれていました。
自営業になると折半してくれる相手がいないので、社会保険料もけっこうな高額になってきます。
うちの自営業の場合
うちの自営業は、正社員なし、アルバイト4人〜8人でやっています。
旦那は、右腕となってくれる人がほしかったようで、正社員を雇いたがっていました。
運よく、求人に応募してくれた人を正社員として雇ったこともありました。
結果として、相性が良くなかったのか1年で辞められました。
旦那も正社員を雇いたいという夢は、諦めたようです。
うちの自営業はその程度の規模の自営業なんです。
自営業といっても大きな工場があったり、たくさんの社員さんがいる自営業もありますよね。
そういう規模の自営業の人たちは、何かの記念日には奥さんに高価なプレゼントをしたり、子どもを中学から私立に入れたりしています。
羨ましいですが、よそはよそ、うちはうち。
旦那がやっているのは、旦那とアルバイトだけで成り立つような規模の自営業です。
うちはお金がなかったですが、旦那さんがほぼ一人でやっている自営業はみんなお金がないものなんですかね。
統計を取っていないのでわからないです。
機会があれば100人アンケートとかしてみます。
自営業の貧乏自慢していいですか
バブルの頃は自営業は羽振りが良かったみたいなのですが、私たちはリーマンショック世代。
お金の面で「自営業で良かったぁぁぁ」と思ったことは一度もありません。
自営業で羽振りがよくないのは旦那の経営能力が無いからだ、と言われると、もう全くおっしゃる通りで何の反論もございません。
がしかし、脱サラするには脱サラする理由があります。
会社勤めができなくなる理由があって、自分で商売をしよう!ということで自営業になった旦那。
自営業でお金がないからと言って、簡単にはサラリーマンに戻れません。
サラリーマン時代のキツそうな姿も見ているし、妻なのでまだ愛情もあるし、簡単には言えないです。
サラリーマンに戻ってもらうのは、離婚かどうかの2択になった時ですね。
幸いまだうちの旦那には「サラリーマンに戻って」と言った事がないのですが、貧乏自慢していいですか。
今ざっと思い出した分だけの貧乏自慢なのですが、ここに書く事で成仏させたいと思います。
お読みになっている方も、旦那の自営業のせいでこんな貧乏したよ!という自慢があれば、コメントください。
読ませていただきます。
ではうちの自営業旦那による貧乏自慢、いきます。
- サラリーマン時代に毎月5万円×3年間貯金していた180万円全て開業費用にされた
- 子ども手当で貯めていた分を全部、お店の改装に使われた
- 妊婦検診(1回1万円ぐらい)は独身時代の貯金から出した
- 車の頭金80万円を独身時代の貯金から出した
- いただいた出産祝いをベビーカーなどに使ったので内祝いを送れなくて義母に返してもらった
- 月1回、1000円のランチに行くと家計費足りなくてしねる
- 一人っ子にYAMAHA習わせたかったけど月謝払えなくなってすぐ辞めた
- マンションの家賃7万円を浮かせるために旦那の実家に住んだ
- 水道代を払えなくて義母が払っていた
- 固定資産税を滞納していて義母が払ってくれていた
結婚してから脱サラするまで3年間ありました。
結婚したら一応、夫婦で貯金とか始めるじゃないですか。
うちも貯金始めたんですが、サラリーマン時代にしていた貯金を全額、開業資金に使われてしまいました。
その時、子ども1人、さらに私は妊娠中でした。
そして出産前月に脱サラ。
妊娠中に貯金がゼロになる不安感は半端なかったです。
あとは自営業の収入が少なくて、私が独身時代に貯めていたお金はかなり使いました。
独身で実家に住んでいたので、給料が毎月10万円ぐらい余っていたんですが、それは全部なくなりましたね。
自営業の旦那からもらう生活費だと普通に貧乏すぎて足りなかったので、生活のために使っていました。
義母さんにお金の援助をしてもらっていました。
水道代と固定資産税。2年〜3年ぐらいは援助してもらっていたと思います。
ありがたいんですよ、ありがたいんですけど・・
妻としては肩身が狭すぎて、つらかったです。
自営の旦那「お金ないって言ったら、お金なくなるよ」
旦那が自営業をしている事でこんな貧乏暮らしをしていたのですが、妻としては「サラリーマンに戻ってよ」とは言えずに、ただ貧乏と戦っていたわけです。
サラリーマン時代の通勤ラッシュや上司からの嫌がらせも見てきましたから。
でもお金なくて毎日の生活が恐怖だったし、「お金ない」って言ってしまうじゃないですか。
そんな時の旦那の返答。
「お金ないって言ってたら、お金なくなるよ?」
なんか、ムカつきませんか。
勝手に脱サラしておいて。
当時の貧乏自営業と比べると、サラリーマンだった頃の方が給料を多くもらえていたので、せめてサラリーマン時代の給料は超えてくれよって思っていました。
お金のない自営業から抜け出すために
旦那の自営業では貧乏すぎてつらかったので、私も外に働きに出よう!ということになりました。
旦那としては、そんな暇あるなら自営業を手伝ってほしいという気持ちはあったみたいですが、自営業を手伝っても翌月に給料をくれるわけでもなく、私が貧乏なことに変わりありません。
この貧乏から抜け出すためには、私が外に働きに出るしかなかったのです。
子どもは2人いたので、近所の託児所に預けました。
近所の託児所は9時〜17時まで預かってくれます。
延長すれば8時〜19時まで預かってくれます。
私が会社勤めをしていたときには朝6時の電車に乗り、帰宅は早くて19時半(旦那は22時ごろ帰宅)とかだったので、前職と同じような働き方はどう考えても無理。
託児所の料金のことも考えると、延長してしまうと赤字になるので9時に預けて17時までに迎えに行けるアルバイト先を探しました。
ありました。
アルバイトをして、毎月8万円ぐらいもらいました。
めちゃくちゃうれしかったです。
でもすぐに旦那からの呼び出し。
アルバイトが終わって子供を迎えに行って、すぐ旦那の自営業を手伝いに行く。
そんな日が続き、目バチコが9個できました。
30年以上生きてきて、目バチコなんてできたことなかった体なのに。
そして私の忍耐力不足により3ヶ月でアルバイトを辞職しました。
その後、確定申告がありました。
微妙に外勤してしまったがために、何かの控除がややこしくなったと旦那に怒られました。
もう外へ働きに行くことは禁止になりました。
また貧乏暮らしへ逆戻りです。
旦那の自営業を手伝う生活
旦那に交渉しまくって、自営業を手伝う時は時給をもらうことにしました。
微妙に1時間とか2時間しか手伝いを命じられないので大した額にはなりません。
しかも、20時〜22時とか。
子どもたちは義母さんの家に預けました。
22時に自営業の手伝いが終わって、義母さんの家に子どもたちを迎えに行く。
半分眠りかかっている子どもたちを自転車の前後に乗せて、真っ暗の夜道を帰りました。
22時30分に旦那が帰宅するので、10分とか以内に旦那の晩ご飯の準備もしなくてはいけません。
こんな生活が続くなら、もう、終わりかな。
そう思いました。
子どもたちはお父さんが大好き。
この生活を終わりにするとしても、長男が納得しないだろうなと思うと、もうどうしたらいいかわかりませんでした。
私はこんな生活したくないし、でも長男はお父さんが世界一好きで、別々に暮らすことなんて受け入れられないだろうし。
でも、もし私が、旦那の自営業とは全く関係ないところからお金を稼ぐ事ができたら。
旦那からもらう生活費に頼らず、生活できたなら?
旦那の自営業を手伝う以外の時間で、何か稼げる方法はないかと探しました。
そこで出会ったのが、パワートラベラー実践会でした。
パワートラベラー実践会ではアフィリエイトで生計を立てる方法を教えてくれます。
私は2年半かかりましたが、パソコン1台で生計が立つようになって、旦那の自営業に頼らなくても生活できるようになりました。
自営業の旦那にお金を頼らないメリット
自営業の旦那にお金のことを頼らなくなって、すごく精神的に楽になりました。
お金ないのは夫婦なので、同じ状況なんですよね。
私がお金ないと感じている時は、旦那もお金ないと感じていたと思います。
でも私が自分で稼ぐ方向へ意識が行っているので、「お金、いつになったら稼げるの?」みたいな気持ちを旦那に対して持たなくなりました。
サラリーマンだった頃は嫌々仕事に行っていた旦那は、自営業をするようになって毎日ルンルンで仕事に行くようになりました。
お金がなくてもそんな旦那の自営業を応援したいと思うし(無駄な手伝いはしたくないけど)、良い意味でお互いに自立した夫婦になれたかなと思います。
追伸:パワートラベラー実践会についての記事を書きました。
パワートラベラー実践会の評判をまとめました。パワートラベラー実践会に2年半在籍し、今は卒業生になった私がパワートラベラー実践会の評判や阪口裕樹さんの評判などを紹介します。
パワートラベラー実践会のおかげで夫婦も円満になれたし、少しはお金も得られるようになったので、もう紹介したいことがたくさんありすぎて7412文字も書いてしまいました。
ちょっとゆっくりできるトイレの中(!)とかで読んでもらえたらと思います。