2人目を出産後、しばらくして育児ノイローゼになりました。
3歳差の子どもが3人いますが、長男が3歳の時と5歳の時に、私は育児ノイローゼになりました。
子どもにとって私の存在はストレスだっただろうし、私にとっても自分自身がストレスでした。
いくつかの転機があって今は育児ノイローゼから吹っ切れています。
育児ノイローゼ中のこと、吹っ切れたことなどを紹介します。
これから3人育児に挑む方、また今育児がしんどいママさんのお役に立てると嬉しいです。
育児ノイローゼになった
- 長男3歳
- 長女0歳
- 私「悪霊退散・・悪霊退散・・」
長男が3歳だった時。
長男に愛情が持てなくなっていました。
長男のことを「可愛い」と思うことがなくなっていたのです。
でも長男は私からの愛情を求めてくる。
応えられない自分に心底嫌気がさして、どうしていいのかわからなくなって、毎日泣いていました。
長男は可愛くなくて妹は可愛いと思ってしまう、自分は母親失格。
妹が可愛いのに長男に気を使って、愛情表現を抑えるストレスもありました。
妹を可愛がる姿を24時間、長男に見張られている気がして。
こんなに毎日泣き暮らすのはおかしい、私は悪霊に取り憑かれているのかもしれないと本気で思いました。
神社にお祓いも行きました。
旦那に薄ら笑いされながら。
2人目の生後半年くらいまで鬱々としていたのですが、結局はインターネットでいろんな人のブログや記事を読んで、「育児の形に正解がないこと」を知りました。
でも、妹が可愛いのは仕方がないし、自分を責めるのやめようと。
ありのままの自分で生きようと思えた時に、育児ノイローゼから解放された気がします。
・・というのも束の間、3人目の子供を妊娠中に再び育児ノイローゼになりました。
3人目の妊娠中にも育児ノイローゼ
- 長男・年長
- 長女・2〜3歳(自宅保育〜幼稚園お試し)
- 私・3人目妊娠中
3人目の妊娠中、再び育児ノイローゼになりました。
つわりで吐きまくる日々。
出産まで頻繁に嘔吐していました。
上の子二人(5歳・2歳)はワンオペ育児。
どんなにつわりで体調が悪くても、2人の子どもたちを公園に連れていかねばなりません。
つわりの間、旦那さんが子供を見てくれるという家庭が羨ましすぎました。
でも、よそはよそ、うちはうち。
5歳・2歳のワンオペ
吐き気と戦いながら公園に行きます。
吐き気と戦いながら子供達の食事の準備をします。
吐き気と戦いながら子供達を風呂に入れます。
体がしんどすぎて、休みたいのに休めなくて、すごくイライラしたことを覚えています。
「ママ、しんどいねん!休ませてよ!!」
そう叫ぶたびに子どもたちは一瞬だけ静かになります。
そして横になった瞬間にまた騒ぎ始めます。
お茶をこぼす、おしっこを漏らす、蛇口の水を止められない(なぜか水を出すことはできる。なぜ)、うんこ拭いて〜・・
椅子に腰掛けた瞬間、ソファーに横になった瞬間、母は呼び立てられます。
つわりの体調不良と、休めないワンオペ育児で、私は毎日イライラしていました。
2人育児の時に「ありのままの自分を許す」という術を身につけてしまったので、イライラしてる自分も甘んじて受け入れていました。
そんなある日、幼稚園から電話が。
要約すると、長男が素行不良だということでした。
電話で先生に「もうちょっと、家でも愛情かけてあげてほしいです」みたいなことを言われて(正確には覚えていない)、先生にも、クラスのお友達にも申し訳なくて、電話越しに大泣きしました。
長男が悪いんじゃなくて、私の育て方が悪いのだとこの時痛感しました。
育児ノイローゼからの転換期
3人目の妊娠中、つわりとワンオペ育児のダブルパンチで私は精神的に崩壊しそうでした。
崩壊していたのかもしれません。
妊娠中ってホルモンバランスも崩れて精神不安定になりやすいですよね。
しかし異常なほどにイライラしていました。
長男のことは可愛いと思えないし、可愛いと思わないことに対して罪悪感も持たないようにしていたし、イライラする自分を許して、そういう状況に慣れてしまっていました。
そんな時に、長男の心がおかしくなっていると幼稚園からの電話。
これは、私自身の生き方を変えねばならんと思いました。
私はいつもこんなふうに思っていました。
- どんなにしんどくても、子供達の食事はきちんと準備せねばならない
- 子どもたちに市販のお菓子などを与えてはならない
- 子どもたちに添加物いっぱいの調味料などを使ってはならない
- どんなにしんどくても、公園へは連れていかねばならない
- どんなにしんどくても、旦那の夕食は豪華にせねばならない
- どんなにしんどくても、子どもたちに「ちゃんとした」生活を送らさねばならない
などなど、「〜しなければならない」が多すぎました。
冷静になって考えてみると、子どもたち(2歳・5歳)の食事なんて栄養バランスが良ければ粗食で良いわけです。
いつもいつも、1汁3菜でなくて良かったのです。
つわりでしんどければお惣菜でも冷凍食品でも多用すれば良かったのです。
無理して「作らなければいけない」と自分の勝手なルールによってイライラして、子どもたちにとってはいい迷惑です。
育児ノイローゼから学んだこと
長男が幼稚園で問題を起こしまくっていたおかげで、私は育児ノイローゼから立ち直るきっかけをもらいました。
「ちゃんとしたお母さん」をやめる決意ができました。
- 子供達の食事は栄養バランスのみ考える
- 野菜も肉も入った具沢山味噌汁+ご飯ONLY など
- しんどい日は無理して公園に行かなくて良い
- 疲れた日はスナック菓子を与えても良い
- 子供はいつまでも赤ちゃんではないので、できることは自分でやってもらう
- 積極的に休む
- 子どもに怒鳴らない
- 怒るべきことなのか熟考する
- 旦那への食事はいつもいつも豪華でなくて良い
などなど、新ルールを制定しました。
子供に怒るをのやめた
育児ノイローゼの転換期には、子どもに怒るのをやめたのも大きなことでした。
育児ノイローゼの頃は、こんなことで子供のことを怒っていました。
- 子どもが道で走ると危ない(車も自転車も歩行者すらもいない道)
- 公園でゴミを触ると汚い
- おもちゃを片付けない
- ジュースをこぼす
- 食事をこぼす
車道に飛び出すのは今もキツく叱りますが、車も自転車も歩行者すらもいない道で子どもが走っている時に怒っていたなんて、我ながら信じられません。
当時は「道で走ると危ないということを教えたかった」のだと思いますが、道が危ないのではなく、車や自転車に気をつけられるようにすれば良いだけです。
しかも怒らなくても道に出る前に説明したりするなど私が工夫すればよかったのです。
育児ノイローゼだった頃は、公園に落ちているゴミを子どもが拾うのを見ては怒っていました。
子供の手が汚れるのが気になるなら、先に自分が拾えば良いだけです。
怒る必要はありませんでした。
家でおもちゃを片付けないことにも怒っていたのですが、片付けなければ捨てるだけです。
怒る必要はどこにもありませんでした。
大事なおもちゃは片付ける、もしくはいらないなら捨てる。
そして誕生日以外には何も買わない。
長男は片付けが苦手なので、長男のおもちゃはほとんど家にありません(意味深)
「床に置いてたら捨てるよ」と一声かけると、24時間以内に片付きます。
理解できない次男にはおもちゃを買い与えていません。(プレゼントでもらったものはあります)
長男と長女は自分で片付けるシステムになったので、次男の分は私が片付けています。
ジュースをこぼして服が汚れたら、家に帰って着替えればいいですし、すぐ家に帰れない状態なら、仕方がないので汚れたままで過ごすだけです。
怒る必要はありません。
食卓で子どもが食事をこぼしてテーブルがめちゃくちゃになったり、床がめちゃくちゃになりますが、それも後から掃除すればいいだけなので怒る必要はありませんでした。
汚れて困るものは先回りして片付けておけば良いのです。
出しっぱなしにしている自分が悪い。
そして、拭き掃除の機会を与えてくれてありがとう、でしょう。
3人育児を乗り切るために手放せるものを探そう
周囲の人から見ると、ぶっ飛んだお母さんかもしれません。
でも、周囲からの目って、そんなに大事なことなのでしょうか。
周囲の人は育児にとやかく口を出してくることはあっても、あなたが本当に困っている時に手を差し出してくれた人は、どれほどいたでしょうか。
周囲の視線に気を使うよりも、自分と大事な家族に気を使う(配分するという意味)のがベストです。
無意味な気遣いによってイライラしているお母さんよりも、適度に手を抜いてニコニコしているお母さんの方が一緒にいて安らぐはずです。
家がいつも片付いている、よりも、家でいつも笑ってる。
完璧な食事よりも、笑顔で食事を囲む。
たまに長男のお友達がうちに来て食事を一緒にすることがあるのですが「これだけ?!デザートは?!」と驚かれることがあります。
デザートは無いで。
よそはよそ、うちはうちです。
家族に笑顔が増えますように。